江戸時代の建物が、いまだに多く残る今井町
タイムマシンでたどり着いたような町だ。
400年という時を超えて、今も生活が営まれているのが不思議でならない。
かつて手広く商いをしていたという家も、そのままの姿で残されている。
大勢の使用人たちが、忙しく働いていたであろう大店(おおだな)
その賑わいも今は昔・・・
やわらかな光の中で、ただ、静かに時を刻んでいる。
実にのどかだ。
しかし
かって、この町は織田信長の弾圧に抵抗した。
自衛のために、町の周囲に堀をめぐらせた世界でも珍しい要塞都市だ。
その後、町人たちが自治権を持つ町として発展。
海の堺、陸の今井と並び称されるほどになった。
落ち着きに満ちた今井町の町並みその秘密は色・・・
歴史を刻むこの町には、時を経たからこそかもしだされる色の調和がある。
いま、町並みの美しさを保つのに、ふさわしい塗料があるという。
塗るだけで自然素材に見える。
今も昔も色の調和が、暮らしを演出する。