北に紀ノ川、南に霊峰高野山を控える九度山
この町は、戦国の武将、真田幸村ゆかりの地
関ヶ原の戦いで敗れた幸村は、ここで謹慎の日々を強いられていた。
さぞ無念だったろう・・・
家紋の六文銭には、死を恐れずに戦うという意味がある
それを体言するかのように、徳川方の目を盗み、大阪城に、はせ参じたといわれている。
敵からも日本一(ひのもといち)の兵(つわもの)と称された、武将の思いを伝える町・・・
そして
五月、この町を彩るのが・・・
紀の川へとそそぐ清流から空に向かって、悠々と泳ぐ鯉のぼりだ。
子どもたちの健やかな成長を祈って飾られる鯉のぼり
「夢に向かって大きく、強く、たくましく」
まるで幸村の声が聞こえるようだ。
色とりどりの鯉のぼり遠くから見るとひと色に見えるが、細かなぼかしなど、職人の技が光る。