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今週の風景

第11回 2010年6月15日(火)放送 蘇った都/奈良(奈良県)

はるか昔「咲く花のにおうがごとく」とたたえられた奈良

今週の風景その1

千三百年ものときを経て、今、いにしえの都が美しく蘇った。平城京だ。
唐の長安など中国の都を模して造られた巨大な都・・・
国の内外にその威信を示すものとして造営されたという。

壮麗な天皇の玉座
時の天皇は、ここから、十万人もの人々が暮らす都を眺め、自らの責任の重さを痛感したに違いない。

華やぎに満ちた天平の時代をはじまりとし、まちづくりが進められてきた奈良
当時の面影を残すならまち江戸時代から明治にかけて建てられた町家が今も多く残されている。

今週の風景その2
今週の風景その3

実はこの猿、庚申堂に祀られた仏の使いといわれている。
災いを代わりに受けてくれるから「身代り申(みがわりざる)」暮らしの中に今も祈りのこころが息づく町だ。

豆知識

豆知識その1

昔からの暮らしの知恵、打ち水。
路面などに塗ると、同じような効果が得られる塗料がある。
太陽光を効率よく反射し、表面温度の上昇を押さえるのだ。
これもまた、暮らしの知恵。

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