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2008年10月31日(金)
新興国の光と影・・・
~路上に生きる子ども達~
全世界で、家族の愛情も、子どもとしての当然の権利も与えられることなく、路上にはじき出される子どもたちが増えています。
廃屋を寝ぐらとし、物売り、物乞いなどで毎日を送っている子ども達、“ストリートチルドレン”です。

その多くは、国家が無理な発展を推し進めたために生まれた子どもたち・・・ 開発政策による都市への産業と人口の集中によって、都市スラムが拡大し、貧しく悲惨な生活を強いられる家庭が増えた結果、すさんだ家をすて、路上へ出ざるを得なくなったのです。
その目覚しい経済発展で注目されるメキシコ合衆国。 新興国の代表ともよばれるこの国もストリートチルドレンの問題を抱えています。

そんなメキシコで16年にわたって貧しい子どもたちの現状を取材しつづけている日本人女性がいます。 工藤律子さん。メキシコやキューバを中心に取材活動を続けているジャーナリストです。 16年前、メキシコを初めて訪れた時、工藤さんが見たのは、貧困の中、路上での生活を余儀なくされているストリートチルドレンの姿でした。

今メキシコの子ども達は何を思い、どう暮らしているのか、そして求められる支援とは何か。 工藤さんと共に、新興国メキシコの子ども達の現状を追っていきます。