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2006年12月8日(金)放送
社会との絆を再び…中途障害者の居場所求めて
大阪に「中途障害者」のための作業所があります。

 中途障害者――ちょっと耳慣れないこの言葉、事故や病気が原因で障害を負った人たちを、先天的な障害を持つ人たちと分けてこのように呼びます。「多くが働き盛りの一家の大黒柱。一命は取り留めても、後遺症のため仕事を失い、家族を抱えて途方にくれる人がほとんどです」。工房「羅針盤」の施設長、山河さんは中途障害者の現状をこう話します。

 羅針盤には現在28人が通っています。既に定員ですが、通所の希望が途絶えることはありません。中途障害者が働ける場所を作るため、活動を始めた人がいます。「らしんばん友の会」の小川和子さん。羅針盤に通っていた亡き夫・辰也さんの遺志を受継ぎ、中途障害者の施設建設に乗り出しました。

 番組では、彼らが企画したチャリティーコンサートに密着。他人事ではない中途障害者の問題について考えます。