2006年8月11日(金)放送
「スラムの天使の翼を支えて」
~プラティープさんの『生き直しの学校』を支援する会~
1995年に起きた阪神淡路大震災。その直後、タイのクロントイ地区から、いち早く義捐金が届いたのを
ご存知でしょうか?クロントイは貧しいスラム地区です。自分たちの生活にも困っている人たちが、必死に
集めて送ってくれた義捐金こそは、人間の優しさと希
望の証でした。
日本とクロントイのスラムを固い絆でつないだのは、1人のタイ人女性と1人の日本人新聞記者の友情でし
た。タイ人女性の名はプラティープさん。スラムの天
使と呼ばれた人です。麻薬などがはびこるスラム街で
人生を踏み外した少年少女たちが、もう一度、生き直
すための施設を作りたい。そんな彼女の夢を、かつて
海外特派員だった日本人新聞記者・荒巻裕さんがあと押しし、タイに「生き直しの学校」が開設されました。
その学校の支援を行い、次世代に「貧困と戦う」問題
意識をつないでいこうという、「生き直しの学校を支
援する会」の活動を追いました。