2006年5月26日(金)放送
「モザンビークと松山をつなぐ架け橋」
~えひめグローバルネットワーク~
今年3月、愛媛県松山市からアフリカのモザンビーク
に自転車100台と文房具、足踏みミシン、バドミン
トンのラケットなどが搬送されました。自転車は引き
とり手のない放置自転車を新品同様に整備しなおした
もので、1台ずつに松山市民の平和へのメッセージが
貼られたもの。
モザンビークでは1992年まで30年にわたる内戦
が続き、子供でさえも武器を持つのが当たり前の状況でした。今も政府の武器回収作業は遅々として進まず、
人々の手元には1000万丁の銃器が残されていると
言われています。そこで、1995年に始まったのが、
銃器を自転車などの生活物資と交換する『銃を鍬へ』
プロジェクト。現地のNGOによる「市民の手で平和
をとりもどそう」という活動を、遠く離れた日本の松
山市民が支えているのです。
モザンビークと松山をつなげたのはNPO法人『えひ
めグローバルネットワーク』の竹内よし子さん。ごく
普通の主婦でした。彼女がめざした市民参加型の国際
協力活動は、いま確実に地域に根付き、大きな輪を広
げています。