2006年5月4日(木)放送
「地雷全廃を願って」
~カンボジアリポート第2弾~
中世カンボジアの栄華を偲ばせる壮麗な建造物群、アンコール遺跡。
クメール建築の傑作、アンコールワットは壮大なスケールと緻密な構造で見るものを圧倒します。
カンボジアリポート後半は、アンコール遺跡を
訪れる観光客が必ず立ち寄るシェムリアップを拠点に活動する日本の
NGOを訪ねます。
シェムリアップ近郊の地雷被害者の村を支援するNGO「国際人権ネット
ワーク」の代表、緒方由美子さん。彼女はある出来事をきっかけにボラン
ティア活動に取り組むようになりました。
地雷被害者やその家族が多く
住むモンドルバイ村は遺跡群の中にあるため、遺跡保護の観点から土地
を掘り返すことができません。それ故、村の人たちの多くが農業を営むこと
もできず貧しい生活を強いられていました。
経済的な理由から学校に行くことが出来ない子どもたちのための学校、
内戦で長く苦しんできた高齢者のための敬老会・・・10年にわたりコツコツと
活動を続けてきた緒方さん。
その活動の歴史とボランティア活動にかける
熱い思いに迫ります。