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2006年3月3日(金)放送
「命のために…」
~高橋 卓志の挑戦~
ふるさとにある廃れていく一方の温泉街をケアタウンにして、町の活性を図ろうとしているお寺の住職がいます。信州浅間温泉のはずれにある神宮寺の住職高橋卓志さんです。 彼は旧ソ連時代、チェルノブイリで起こった原発事故の被災者への医療支援やHIVに感染したタイの女性たちのためにNGOを設立するなど様々な活動を行なうなど、国境を越えて走り回る名物住職として知られています。かつて寺は、祈りの場だけでなく、医療や学問の中心地であり、公民館の役割をもちながら、悩み事の相談所でもありました。

また、行き暮れた人々や、身寄りのない人々の安息の場所でもあったといいます。「寺に住まいする坊さんの意識が社会に向いていけば、日本は確実に変わる」高橋さんは、そんな思いで、人のために、社会のために、様々な活動を続けてきたのです。これまで、たくさんの命と向き合ってきた高橋卓志さん今回は彼の半生を振り返りながら、その熱い思いに迫ります。