ボランティア21

2006年2月17日(金)放送
1.17あの日を忘れない
～寄り添い続けて…～

多くの尊い命を奪い、神戸の街を見る影もなく破壊した阪神大震災から１１年目の冬。あの日から今も変わらず被災者を支え続ける人々がいます。避難所で生まれた震災ボランティア「よろず相談室」は、復興住宅で孤独に暮らす高齢者、当時の恐怖を忘れられず後遺症に苦しむ人など、忘れられた存在になりつつある神戸の被災者を見守り続けています。

高校の教師で相談室を主催する牧さんは、街は復興しても被災者の心はまだ復興していないと警鐘を鳴らします。震災から１１年。あの日のことを知らない県外の高校生が、被災者を支えたいと新たに活動を始めました。――「人は人によってしか救えない」。長年の活動からそのことを実感したという牧さん。ボランティア活動を続ける難しさ、活動から得た出会いや感動を語ってくれました。