2005年12月9日(金)放送
病室の子供たちにも笑顔を
～ケアリングクラウン～
病室の子供たちにも笑顔を
～ケアリングクラウン～
欧米では芸術の１つのジャンルとして認められている道化師。日本では一般に「ピエロ」と呼ばれますが、「クラウン」という呼び名のほうが世界的です。
その中で最近注目を集めているのがケアリングクラウン。病院、養護施設、介護施設、災害被災地、戦場などで患者の心を癒すために芸を披露します。アメリカの大きな病院では患者のために専属のケアリングクラウンを置くことも珍しくありませんが（病院専属の場合は「ホスピタルクラウン」と呼びます）、日本ではまだまだ、クラウンの存在自体に馴染みがないのが実情です。
名古屋にあるクラウン集団「プレジャーＢ」では、昨年１月から愛知県内の３つの病院で小児病棟を中心にボランティアのケアリングクラウン活動を行っています。病室の子供たちにどうやって笑顔を取り戻してもらうのか。試行錯誤の中、ケアリングクラウンを正しく日本に広めていこうとしている「プレジャーＢ」の奮闘ぶりを追いました