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2005年10月14日(金)放送
メモリアル.キルト.ジャパン(MQJ)
「大切なあなたに気付いてキルトからのメッセージ」

日本では今、若い世代を中心にHIVエイズ感染が静かに広がりつつあります。この5年間の新規感染者の35%が二十歳以下の若者とう現実とは裏腹に、社会のエイズに対する関心は高いとは言えないのが現状です。

その背景にある問題の一つが感染者やその家族に対する心無い差別や偏見。エイズに愛する人を奪われた遺族の中にはその悲しみを誰にも話すことができずにいる人も多いのです。

メモリアル・キルトはエイズで亡くなった人がこの世で生きた証。生前好きだったものや縁のある品々を縫い付け、遺された人たちが心をこめて作った世界に1枚しかない布です。キルト作りを通して遺族と共に故人を偲ぶと同時にそれを展示することでエイズへの理解を呼びかけるMQJ。メモリアル・キルトが社会に問いかけるメッセージとは?番組ではキルトに関わる人々の姿を通して、国内のエイズ問題について考えます。