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2005年7月1日(金)放送
目覚めよ!冬眠ピアノ
~ジャズピアニスト 河野康弘の活動~

長く使われていないピアノを使って「冬眠ピアノお目覚めコンサート」を始めて14年。ジャズピアニストの河野康弘さんは、日本各地の公民館や学校、家庭でも演奏し、多くのピアノを目覚めさせてきました。こうしたコンサートで募金を集め、眠っているピアノを再生し、国内外のピアノを必要としている施設へ贈る活動を展開。

活動のきっかけは1991年の「湾岸戦争」のニュースを見てショックを受け次世代の子どもたちへ向けて何かしなければと思い、環境保護の視点からピアノ再生コンサートを始める。

日本国内には約600万台のピアノがあり、そのうち450万台が使われずに眠っている状況。ピアノは100年以上の寿命があるといわれ、100年間は美しい音色を享受しなくてはならない。という視点から河野さんは眠っているピアノを弾いて眠りから目覚めさせるコンサートを行い、2000台以上のピアノを眠りから目覚めさせてきた。

また、1996年には、南アフリカで開かれた日本フェスティバルに参加し人種差別が根強く残る南アフリカの現状を知る。

そして、翌年、南アフリカを訪問し、平和への願いを込めたコンサートを学校・教会・公民館で開く。1998年には南アフリカの子どもたちを日本に招き、第1回「地球ハーモニー」交流コンサートを開催。

今回は、広島県向原町の知的障害者通所授産施設「ひとは作業所」にある再生ピアノでコンサートを開催。そして、福岡県豊前市の廃校となった「川内小学校」で冬眠ピアノお目覚めコンサートを開催。