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2005年5月27日(金)放送
子供たちに愛の教育を

 「パウラ」はスリランカの言葉で「家族」を意味する。
スリランカの子供教支援をする神戸のNGO「スリランカ子供基金パウラ」は2000年5月設立。

代表である安藤さんは、英語教師を長年続け穏やかな日々を送っていたが、海外で切り開く第2の人生を考え、アメリカ、ニュージーランドを巡り、知人のいるスリランカを訪問した時に衝撃を受けた。

非営利で子供を保育するムレリヤワの幼稚園.には17人の子供が6畳程の土間にひしめいていた。安藤さんは、貧しかった日本の戦後の状況とスリランカの状況が重なり、かねてより考えていた「いつか恩返しのボランティアを・・・」決意し「パウラ」を設立したのです。

今回、2004年12月26日に発生したスマトラ沖大地震の影響によるインド洋大津波でスリランカは壊滅的な被害を受けたため、パウラが支援する幼稚園も被害を受け、安藤さんはいてもたってもいられずスリランカの現地を赴き調査を開始。津波による被害でテント生活を余儀なくされている人たち.。学校は「あおぞら教室」になり、お風呂もなく、近くの川で沐浴をしている現状。

パウラの子供教育支援活動によって、スリランカで恵まれない環境にある子供たちのなかで、大学進学や教師になる勉強に励み続ける子供もでています。他にも、安藤さんに賛同し、プレップスクールを設立したり、スリランカ子供教育支援の輪が広がっています。