2004年、12月26日.スマトラ沖大地震が発生。その約一ヵ月近くたった2005年、1月20日、大阪教育大学付属中学校を中心とした『バリアフリー教育ネットワーク』に緊急メールが届いたのです。その内容は・・・「スマトラ沖大地震のインド洋津波で被害にあったタイの障害者団体から,病院や障害者への車いすが全然足りていない。中古の車いすを150台至急送って欲しい」というもの。
そのメールを受け、即座に対応した教育大学付属天王寺中学校には、中古の車いすが集められ、バリアフリー教育ネットワークの加盟校の生徒や児童たちのボランティア活動とともに2月19日に約80台の中古の車いす修理し、タイ南部の被災地へ空輸で贈ったのです。
そして3月中旬には、中古車いす約70台を空輸で贈り、今回のメールへの支援活動を展開。
※「バリフリー教育ネットワーク」は90年から中古車いすをタイなどに送り続けている大阪教育大学付属天王寺中学校が中心となって,1998年に結成。
※中古車いすを修理して、タイやラオス、ベトナムなどアジアへ贈る支援活動のほか、バリアフリーマップなどを作成。
バリアフリー教育ネットワークでは、廃棄車いすのリサイクルという活動を通じ、社会の協力,している事を体験するという魅力的なネットワーク作りを目指していくのです。