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2005年3月11日(金)放送
「ペルーに贈る愛のドリルと絵本」
~大阪ラテンアメリカの会~

「大阪ラテンアメリカの会」は大阪府箕面市にある箕面市交際交流会館を拠点として、日本の算数ドリルをスペイン語に翻訳し、ペルーで印刷製本を行い、ペルーの子供たちに無償で贈っている市民団体です。

1944年に会を設立した、代表の梶田雅子さん。ペルーへ日本の算数ドリルを贈るきっかけは、1992年に大阪外国語大学へ社会人入学し、ラテンアメリカの事情についてもっと知るために留学生などのホストファミリーとなりました。その時、留学生の1人、ぺぺ・ボニジャさんが日本の算数ドリルを見て、「こんな素晴らしいドリルをペルーの子供たちに使わせたい。」という事を聞いたことから、日本の算数ドリルを出版社の許可を得て、梶田さんたち大阪外語大学の社会人学生同士でスペイン語に翻訳し、初回は1年生だけの4000部をペルーへ贈ったのです。

 その後、10年間で5万9千冊の算数ドリルをペルーの子供たちへ贈り、交流を続けています。

 また、算数ドリルを贈っている小学校では「心の栄養」と言われる子供用の絵本がほとんどなく、日本の子供たちが使っていた「絵本」をスペイン語に翻訳し、絵本を贈っているのです。

そしてそんなペルーなどのラテンアメリカのことを日本の子供たちへの国際理解教育の一環として「出前セミナー」を行い、ペルーの民族衣装や文化を紹介しています。