アマゾンという名の響きにロマンを抱かずにいられない人も少なくないだろう。世界最大の流域面積を有し「緑の地獄」とさえいわれるジャングルの中を茶褐色の水をたたえてとうとうと流れる大河。

　２００５年１２月その地にプロアングラー村越正海が降り立った。２００４年にブラジルのパンタナールで黄金の魚ドラドを釣り上げたのもまだ記憶に新しいが、今回は場所をアマゾンに変えてピーコックバスを狙う。

　３０時間以上のフライトを終え村越はアマゾンのまっただ中にあるマナウスで現地コーディネーターと合流、そこから水上飛行機に乗って釣行場となるアラカー川へ。釣行初日、村越はプラとして早速、竿を出す。去年パンタナールの釣行でもピーコックバスを釣り上げている、トップで食ってきた時の衝撃は未だ手に感触が残っている…ここアマゾンには１０kg以上ものピーコックバスが棲息するとも言われている、そんなビッグサイズとのやり取りを楽しみたい、村越の期待は膨らむ。。

　現地のスタイルは派手な音を立てるルアーを使ってピーコックをバスを刺激する、するといきなりピーコックバスが食ってきた。サイズは小さいながらも魚影は濃いようだ、まずまずの釣果で初日のプラを終える。二日目、昨日とは打って変わって食ってこない…村越もヒットパターンが絞り込めない…この状況を如何にして乗り越えるのか！？