2月26日(日) 放送
一番滑るのはどれ?
スケートリンクで大実験!
身の回りのいろんなものを、スケートリンクの氷の上を滑らせてどれが一番長い距離をすべるのか大実験!!
- ペットボトルと、巨大消しゴム!どちらが長く滑るか大実験!
- 水が500g入ったペットボトルを滑らせてみると、19m50cm滑りました。
- 次に、重さ430gの巨大消しゴムを滑らせてみると、6m60cm滑りました。
- 今回のポイントは、摩擦です。消しゴムは、滑る運動を妨げる摩擦力が強く、ペットボトルは、ツルツルして摩擦力が弱いため、記録に差が出たのです。
- 弁当箱、せっけん、もちは、どのくらい滑るか大実験!
- 280gのご飯が入った弁当箱は、20m30cm滑りました。
- 熱々のご飯が入った弁当箱が、ほんのわずか、氷を溶かし、水になることで滑りやすくなったと考えられます。
- 130gのせっけんは、29m滑りました。せっけんの、ほんのわずかな水分で、ヌルヌルになったために、よく滑りました。
- 約30gのもちは、51m40cm、滑りました。
- もちは、アイスホッケーの形と同じく丸みがあるので、リンクのわずかな凹凸にも引っかかることなく、滑らかに滑ることができたのです。
- ドライアイスは、どのくらい滑る!?氷の上と、机の上を滑らせたときの違いは!?
- ドライアイスを、滑らせると、3m90cmしか滑りませんでした。
- あたたかい場所だと、ドライアイスが、溶けて下側に二酸化炭素がたまることで、層ができて、浮きます。
浮くことによって、摩擦がなくなるので、そのまま進んでいきます。 - しかし、スケートリンクでは、氷が冷たすぎて、ドライアイスが溶けないため、浮かなかったのです。
また、ドライアイスは、見た目はツルツルですが、小さなレベルで見ると、表面がガタガタなのです。その上、重さもあるので、あまり滑らなかったのです。 - 結果、今回の実験では、もちが一番長く滑りました。
- 協力先
- 福岡亮治(大阪成蹊大学教育学部 専任講師)
- 大阪府立臨海スポーツセンター