テレビ大阪

かがくdeムチャミタス!毎週土曜あさ9時30分~

1月29日(日) 放送

紙だけで階段と橋を作る大実験!!
 

紙で階段を作り、登ることができるのか!?そして、ラジコンが渡れるほどの橋を、紙で作ることができるのか、大実験!

紙だけで階段と橋を作る大実験!!<br /> 
まずは、どんな形の階段を作ればよい?乗り方にもポイントがある!?
大きさの違う紙に加え、テープなどを使い、階段作りを始めます。
まずは、紙を円柱に丸めたものを何本も作り、アクリル板の上に立てて並べます。
すると、見事に人が乗ることができました。
次に、大きさの違う紙で、段差を作ります。
しかし、コピー用紙は薄くて弱いので、強度を高めるために大量に筒を作ることにしました。それを束ねて円柱にしたのですが、乗るときに、真上からではなく斜め前に力が加わってしまったために、つぶれてしまいました。
階段を作るときに、どんな工夫をすれば、強度が高まるのか大実験!
紙の筒の中に、紙を加えることで、支える設置面積が広くなり、強度が高まります。
しかも、このしくみは、硬く丈夫なダンボールの中芯(なかしん)と同じ役割をしているのです。
次に、模造紙を丸めて、階段の、上の段を作ります。
そして、ついに、紙だけで作った階段が完成しました。
階段を上ってみると、見事つぶれずにのぼることができました。
たくさんある筒のおかげで、体重を支える場所が増え、力が分散されたことで紙の階段でも登ることができたのです。
紙の橋を作ろう!!果たして、ラジコントラックは橋を渡ることができるのか大実験!
1.5m離れた箱の間に紙の橋を作り、重さ1kg、それに、2kgのねんどを積んで、合計3kgあるラジコントラックが渡れるかを大実験します。
まずは、模造紙を斜めに丸めて橋にしようとしますが、長さが足りません。
そこで、階段に使った紙の筒を再利用しました。
筒のつなぎ目の部分に、小さな筒を3本入れて強度を高めることにしました。
そうすることで、3本に力が分散されます。
こうしてできた、たくさんの筒を模造紙で巻いて、紙の橋が完成しました。
その上にラジコントラックを走らせてみると、見事、橋を渡ることができました。
紙の縦と横の力の分散を使い、紙の階段と橋を作ることができました。
協力先
福岡亮治(大阪成蹊大学 教育学部 専任講師)
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