テレビ大阪

かがくdeムチャミタス!毎週土曜あさ9時30分~

1月15日(日) 放送

巨大気球が浮く!
空気の重さで大実験

体育館で、巨大気球を浮かばせる!?
気体の性質使って、巨大気球がどこまで浮かび上がるか大実験!

巨大気球が浮く!<br />空気の重さで大実験
巨大気球を浮かせるために必要な、気体の性質とは?
アルミボトルに、200mlの水を入れたものと、400mlの水を入れたものを用意します。
それらに、アルミの細い管を通した栓をして、熱湯をかけると、200ml入りのほうが、勢いよく管から水が噴き出しました。
これは、中に含まれた水の量ではなく、空気がポイントになります。
空気は温めると、体積が大きくなります。
水の量が多いと、中の空気は少ない状態になります。
空気が多いと、体積がより大きくなるので、水を押し出す力が大きくなります。空気は、温めると膨張し、体積が大きくなるのです。これが、巨大空気を浮かせるために必要な気体の性質のひとつなのです。
2つの風船を天秤に吊るして、片方だけドライヤーで温めると温めた風船の重さはどうなるか大実験!
もともと風船の中に入っている空気の量が同じでも、一方だけドライヤーで温めることで、体積が大きくなると密度は小さくなります。
密度が小さくなることで軽くなります。そのため、ドライヤーで温めた風船のほうが、軽くなったのです。
空気は温められると、体積は大きくなりますが、重さは軽くなるのです。
果たして、巨大気球は浮くのか!?その方法とは!?
まずは、ドライヤーを袋の中に入れ、温風を中に送り込みます。
温かい空気で満たした巨大気球は、全く浮かびませんでした。
そこで、巨大気球の下に、断熱シートを敷き、冷たい床に熱をうばわれないようにします。
すると、見事、巨大気球は、浮かび上がり、3分11秒間も浮き続けました。目標の1分間をクリアしました。
また、200gのドク人形をぶら下げても、高く浮かび上がるかの実験をしましたが、これも見事クリアしました。
協力先
工藤博幸(奈良学園中学校・高等学校 教諭)
大阪市立御幸森小学校
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