12月18日(日) 放送
マジックで大実験!
タネも仕掛けも科学です
輪ゴムに通した五円玉が動いて、選んだトランプを当てる!?
牛乳が入ったコップに、触れずに、割り箸でコップを持ちあげる!?
家にあるものを使う驚きのマジックで大実験!
- 輪ゴムに通した5円玉が動いて、選んだトランプを当てられるか大実験!
- 4枚のエースを用意し、その中から相手に好きなカードを1枚選んでもらい、見えないように伏せて戻します。
それをシャッフルし、4枚を机の上に並べます。 - その上を、切った輪ゴムに通した5円玉が動き、選んだカードの上で止まって、見事に当てるという驚きのマジック。
- 輪ゴムの端の、余った部分を手元で隠して握り、手元をゆるめると輪ゴムは縮まります。
縮まると、ゴムと5円玉に摩擦が働き、動かなくなります。
このように、縮むゴムにそって、5円玉が移動しているように見える錯覚を利用しているのです。 - 次に、トランプのエースは、クローバー、スペード、ハートは、マークの上下が決まっています。
これらのカードを逆さにするとマークが逆転します。 - 次に、相手が選んだカードを回転させて戻します。
すると、一枚だけひっくり返ったカードを見れば、選んだカードがわかるのです。
もし、ひっくり返ったカードがない場合は、選んだのはダイヤのカードということになります。 - “牛乳”が入ったコップに、手を触れずに、割り箸でコップを持ち上げられるか大実験!
- “牛乳”が入ったコップに割り箸を突き刺し、持ち上げることができるというマジック。
- 実は、この“牛乳”に見える白い液体は、片栗粉と水を混ぜたものなのです。水に溶けた片栗粉は、急な力が加わると、粒と粒の間に水が閉じ込められて固くなります。これをダイラタンシーと言います。
- このダイラタンシーの科学を利用したマジックだったのです。
- 茹でたばかりのパスタが、泡と一緒に動いている鍋に、手を入れても熱くない!?熱くない、その秘密は!?
- 鍋の中で、泡が立って、沸とうしているように見えたのは、水と重曹を混ぜ、そこに酢を入れたときに、化学変化が起きていたからなのです。
- 水と重曹と酢が合わさることで、二酸化炭素が発生し、泡が立つため、そこに、ショートパスタを入れると、沸とうしているかのように、中で動くのです。
- 熱湯のように見えて、実は中身は水だったのです。
- 協力先
- ムッシュ・ピエール(マジシャン)
- 北野貴久(神戸村野工業高等学校 教諭)