12月11日(日) 放送
不可能を可能にする!
温度変化で大実験!
牛乳瓶にゆで卵が入る!?お菓子で油性マジックの汚れを消す!?
コーラの炭酸を一瞬で消す!?不可能を可能にできるか大実験!
- 牛乳瓶の口よりも大きいゆで卵を、瓶の中に入れる!?
温度変化を使ったその方法とは? - まず、牛乳びんを約70℃のお湯で温めます。そして、中のお湯を捨て、ゆで卵で牛乳びんにフタをし、氷水につけます。
- すると、瓶の中に、ゆで卵が吸い込まれていきます。
さらに、氷水をかけると、牛乳びんの中に、卵が落ちます。 - これは、温度変化による空気の力によって起きたのです。
空気は、温度が高くなると、体積が大きくなり、温度が低くなると、体積が小さくなります。 - 空気にはものを押す力があります。温めた牛乳びんの中の空気は薄くなることで、その力も小さくなります。そのとき、外の空気の押す力に負け、卵が中に入ったのです。
- そのため、びんを逆さにして熱湯で温めると、空気がふくらみ、ゆで卵を出すこともできるのです。
- お菓子で、油性マジックの汚れを消す!?
みんなが知っているあのお菓子を使った方法とは? - 実は、チョコレートを使うと、油性マジックの汚れを落とすことができるのです。
チョコレートの原材料には、ココアバターやカカオマスといった油が使われています。
汚れをこすることで、摩擦熱が発生し、ココアバターが溶けて、油性ペンの汚れを浮かせることができるのです。 - そのあと、カカオマスがみがき粉の役割をし、汚れを取ってくれるのです。
- コーラの炭酸を一瞬で消す!?驚きの方法とは?
- マイナス196℃という、非常に冷たい液体で知られる、液体窒素をボウルに入れます。
- そして、そこにペットボトルのコーラのふたを開けて置くと・・・
コーラを振った時のように泡が噴出してきます。 - これだけで、炭酸が抜けるのです。
炭酸飲料には、二酸化炭素が水に溶けています。液体が凍るときは、水から凍っていきます。液体窒素により急激にコーラの水が凍り、溶け込めない二酸化炭素があふれ出したのです。
- 協力先
- 工藤博幸(奈良学園中学校・高等学校教諭)
- 甲子園学院小学校