11月6日(日) 放送
犯人は誰だ!?
鑑識 大実験
焼いたばかりのクッキーがなくなった!?いったい誰が犯人!?
たこやき探偵マイちゃんが、科学の力で鑑識大実験!
- 犯人からのメッセージ!?使われたサインペンの成分を解析することができる!?
- やり方は簡単!実は、水を使うだけで、簡単にインク成分を解析できるのです。
まず、水を浸したバットに、暗号が書かれたキッチンペーパーの先を少しつけます。 - すると、水が染み込み、インクが少しずつ上がってきます。
染み込んでいくインキには、黒以外にも青や赤などさまざまな色が現れました。黒いインクは、いろんな色が混ざってできており、それぞれの色で移動のスピードが違うため、インクが移動するときに模様ができるのです。 - こうした分析方法を「ペーパークロマトグラフィー」といい、同じ黒いインクでもメーカーによって違いが出るのです。
- 牛乳を飲んだ人が犯人!?コップについた指紋を検出できるか大実験!
- 牛乳が入っていたコップについた指紋をとるのに、ファンデーションを使います。
まずは、はけを使って、コップの指紋がありそうなところにファンデーションをふりかけます。 - そして、ティッシュペーパーで軽く叩くようにして余分な粉をはらい落とします。
すると、見事、指紋が浮かび上がります。
コップには、人間の指の脂がつきます。その脂に粉がくっついて、指紋が浮かび上がるのです。化粧品は、もともと人の肌につけるために作られているので、人の手の脂にもよくくっつくのです。 - 食べられたクッキーのそばに落ちていた白い粉!
白い粉の正体を判別できるか大実験! - クッキーを焼いたキッチンにある白い粉は、塩、砂糖、重曹の3種類。
食べられたクッキーのそばに落ちていた白い粉の正体を判別するために実験をしました。もしも、白い粉が重曹だとしたら、弱いアルカリ性なので、カレー粉を溶いた水に混ぜると反応して、黄色からオレンジ色に変化するはずですが、色の変化はありませんでした。 - 次に、砂糖か塩かを判断するのに、アルミホイルにいれホットプレートの上で加熱しました。
砂糖の場合だと焦げていきますが、塩の場合は、変化しません。 - これは、砂糖は炭素を含んでいるので、焦げてしまいますが、塩は炭素を含んでいないので、焦げないのです。
実験の結果、白い粉は、焦げ付き、砂糖だということがわかりました。 - この砂糖を採取場所に行ってみると・・・
飼い犬のコタロウの寝床でした。
結局、犯人は犬のコタロウだということがわかりました。
- 協力先
- 小野田彰久(日本分析化学専門学校 医学博士 専任講師)