9月25日(日)放送
なぜそう見える!?
「錯視」大実験
人が地面から浮いたように見える!?
動いていないのに、動いているように見える絵 !?
「目の錯覚」と言われる「錯視」は、脳がだまされることで起きる!
今回は、「錯視」で脳を使った大実験!
- 人が地面から浮いているように見える画像!?
どんなしくみで撮影されているのでしょう!? - 実はこの錯視、とても簡単なしくみで撮影できるのです!
使うものは、なんと水だけ! - 地面を水で濡らし、これが影にみえるように、水でぬれた場所よりも後ろに立って撮影するのがポイントです。
たったこれだけで、まるで人が浮いているかのような写真を撮ることができるのです。 - 3枚のトランプのうち、どれが一番手前にあるでしょう!?
- 3枚のトランプのうち一番手前にあるのは、実は、Bでした。
- 近くの物は大きい、近くの物の輪郭は見えるけれど、遠くの物の輪郭は見えない。
そう考えれば、このトランプの中の、キングは大きいし、輪郭が全部見えていました。
しかし、ジャックのカードは、右下の輪郭が見えていませんでした。 - そのため、脳が勝手に情報を補おうとしたことで、奥にあると、間違えてしまったのです。 この実験でわかるのは、ものを見るときには、脳は立体的に見ようとしているということです。
- ハートが書かれた2枚のカード、それぞれハートは何色に見える!?
ハートの色に隠された「錯視」とは!? - 赤とオレンジにみえるハートは、実は、全く同じ色なのです。
このハートの色に隠された錯視は、色が誘導されてしまう「色誘導」と呼ばれる錯覚です。
これは、ハートの絵の背景と、しま模様の色が違うだけなのです。 - この錯視から、脳が、勝手に違った色を、作り出してしまっていることがわかりました。
人間は、手や足などを勝手に動かすことはできますが、脳を動かすことや、見え方を変えることはできないのです。
- 協力先
- 藤田一郎(大阪大学 教授)
- 森川和則(大阪大学 教授)
- 北岡明佳
- Edward H.Adelson
- Nobuyuki Kayahara