8月21日(日)放送
雲を作る!!
モコモコ大実験
フラスコから吹き出す、ヘビのような謎のモコモコ!
ドライアイス、空気、オキシドールなど、いろいろな材料でモコモコ大実験!!
- “ゾウのハミガキ粉”と呼ばれる、モコモコが飛び出す化学実験で、レインボーのモコモコが作れるか、大実験!
- “ゾウのハミガキ粉”と、呼ばれる実験には、取り扱いに注意がいる「過酸化水素水」と、「二酸化マンガン」、そして、台所用洗剤を使います。二酸化マンガンが入ったフラスコに、過酸化水素と台所用洗剤を入れると・・・
- モコモコと泡が発生し、三角フラスコから飛び出してきました。 これは、過酸化水素水が、二酸化マンガンと混ざることで、水と酸素に分解するという化学反応が起きることを利用したもので、洗剤は、酸素が発生するときに、泡を作るために使います。
- 次に、レインボーのモコモコを作るために、三角フラスコに何色かの食紅を入れて、混ぜずに、過酸化水素水に反応させると、見事、レインボーカラーのモコモコができました!
- ペットボトルの中に、雲を作る大実験!
果たして、どうやって、ペットボトルの中に、雲を作るのでしょう!? - 炭酸飲料用のペットボトルと、炭酸が抜けにくくなるペットボトルキャップを用意します。ペットボトルに少量の水を入れて、ペットボトルキャップにつけたポンプを押して、ペットボトル内の圧力を上げます。ペットボトルが、パンパンになり、ポンプが押せなくなるまで押し、ポンプについているキャップを一気にはずすと、勢いよく「ボン!」という音がして、ペットボトルの中に雲ができました。
- このとき出てきた白いモコモコの“雲”の正体は、「水の粒」。 ペットボトルのポンプを押して、空気を圧縮することで、温度が上がり、キャップをはずすことで、一気に膨張し、中の気圧が一気に下がります。 そのとき、水蒸気が水や氷の粒に変化するため、白い雲のようなものができたのです。 これは、実際の雲ができる原理と同じなのです。 実験のときに、ペットボトルに、水と一緒に、少量のアルコールを入れるとモコモコの“雲”がより見えやすくなります。
- ドライアイスからでる白いモコモコで、青空に雲を浮かべる大実験!?
- まず、ドライアイスの入ったタライに、水を入れます。次に、棒に巻きつけたタオルに台所用洗剤を染み込ませます。タライに、水を入れて、洗剤をつけたタオルでタライの口に、洗剤の膜を作ります。
- すると、タライの口についた、洗剤の膜が、ドライアイスからでる白いモコモコの力でふくらみ、最後は破裂して、中から白いモコモコが出てきました。
- この白いモコモコの正体は、水が冷やされて小さな粒になったもの。
- この、白いモコモコを雲のようにして、大空の景色を作ることに挑戦!大空に見立ててブルーシートを敷き、その上に、透明の雲の枠を置きます。その枠の中に入れたドライアイスにお湯をかけると、一気に白いモコモコが!見事、「雲が浮かぶ青空」が完成しました。
- 協力先
- 福岡亮治(大阪成蹊大学 講師)
- 大阪市立大国小学校