テレビ大阪

かがくdeムチャミタス!毎週土曜あさ9時30分~

8月7日(日)放送

早く花を咲かせられるのか!?
アサガオ大実験

夏の朝に咲くアサガオ!育てたことがある人も多いと思いますが、実は!通常よりも早く咲かせる方法があるという・・・今回は、アサガオを早く咲かせられるかを大実験!

早く花を咲かせられるのか!?<br />アサガオ大実験
“あること”をすると、アサガオの花が通常よりも早く咲きます。
その“あること”とは!?
通常は、アサガオの種をまいてから、約2ヶ月で花が咲きます。
しかし、アサガオの双葉が出てから、16時間だけ、ダンボールをかぶせると、花が通常よりも早く咲くのです。
まず、ダンボールを、夕方の5時にかぶせます。そして、翌朝9時にダンボールをはずします。すると、約2週間で花が咲くのです。
夏の夜は、約10時間ですが、それに対し、冬は、夜の時間が長くなります。
16時間暗くすることで、アサガオは、冬が近づいてきたと勘違いして、枯れる前に花を咲かせようとするのです。
通常は、左巻きに巻きつくアサガオの、つる。
これを、わざと反対巻きに巻きつけると、どうなる!?
通常、アサガオのつるは、左巻きに巻きつきます。
このつるをほどいて、無理やり右巻きにすると・・・
なんと、アサガオが、自分でほどいて支柱から離れました。
そして、落ちたつるは、再び左巻きに戻りました。
実は、アサガオは、支柱に引っ付いている、つるの内側は、あまり伸びておらず、外側が伸びて、支柱に巻きついているのです。
そのため、つるは、直線のひも状ではなく、バネのように巻いた状態になっているので、それを、無理やり、反対巻きに巻きつけても、すぐに、もとの巻き方に戻るのです。
朝早くではなくても、アサガオのつぼみが開く瞬間を見られる方法とは!?
まず、アサガオの中でも、翌日咲きそうな、ふっくらしたつぼみを探します。
それに、色紙で作ったとんがり帽子を、優しく、かぶせます。
そのまま、翌朝、とんがり帽子をはずすと、通常は、2~3時間かけて咲く花が、約40分で開き、咲く様子が目の前で観察できるのです。
あまり、遅くまでとんがり帽子をかぶせていると、花が、もう咲かなくてもよいのかと思ってしまい、開かなくなることもあるので、なるべく、午前中には、とんがり帽子を取るほうがよいでしょう。
協力先
田中修(甲南大学 名誉教授)
九州大学/NBRP
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