7月31日(日) 放送
ヤッホーで大実験!
どんな音でも戻ってくるのか!?
日本一のヤッホーポイントと言われる山がある、和歌山県日高川町。
そこで、早口言葉や、一人で輪唱など、やまびこでどこまで、できるか大実験!
- なぜ、「やまびこ」は、響くの?そのしくみは!?
- 「やまびこ」は、音の反射です。
振動によって作られた音が、空気を伝わり、山にぶつかって、跳ね返ってくる、というしくみで起こります。
「やまびこ」は、1秒間に約340m進む、音の反射によって聞こえるのです。 - 今回、訪れた「日本一のヤッホーポイント」は、人がやまびこをさけぶ場所の正面に岩があるため、そこに音が当たり、うまく跳ね返ってくるのです。
- もし、これが岩ではなく、木などがたくさん生えていると、音を吸収してしまい、音が小さくなってしまいます。
- 早口言葉でも、やまびこは返ってくるの!?
- 「やまびこ」は、距離が離れていると、音がどんどん減っていきます。
また、大きな音は、返ってきやすいという特徴があります。
例えば、クラッカーの音などは、瞬発的に大きな音が鳴るので、返ってきやすいのです。 - 今回、かれんちゃんが早口言葉として選んだのは、自分の好物である
「ダシしょうゆの卵かけご飯」!
しかし、普通にこの言葉を叫んでも、全ての言葉を言う前に、「やまびこ」が返ってきてしまい、音が入り混じって聞き取りにくくなってしまいました。
そこで、「やまびこ」が、何秒で返ってくるかを機械で測定してみると、1.63秒ということがわかりました。 - そこで、「ダシしょうゆの卵かけご飯」を
1.63秒以内に言うと、見事、「やまびこ」がきれいに返ってきました。 - 「やまびこ」を使って、一人で輪唱ができるか、大実験!
- 今回は、「森のくまさん」で実験!
本来、2人以上で行う輪唱に、かれんちゃんが一人で挑戦!
「やまびこ」がうまく返ってくるようにするポイントを使って、森のくまさんを歌うと、見事、きれいに輪唱ができました! - ≪「やまびこ」を成功させるポイント≫
●音が反射して戻ってくるまでの時間内に言葉を言う
●なるべく高い音でさけぶ
●母音の「あ」「え」「お」を強調する
- 協力先
- 松村雅史(大阪電気通信大学 教授)
- 和歌山の合唱団
- 和歌山県合唱連盟