6月26日(日) 放送
“ある”と“ない”ではこんなに違う!
効果音で大実験
テレビや映画、ゲームの世界で大活躍の「効果音」!ゲームの世界では、2万種類以上も作られているということだが、いったいどうやって作り出されているのか!?
“ある”のと“ない”のでは大違い!「効果音」の製作現場で大実験!
- ゲームの中の「モンスター」が羽ばたく音は、
みんなの家にあるものを使って作られていた!? - みんなの家にもある「ビニール傘」!
使い古したビニール傘を、上下に振ると、ビニールの部分が「バサバサ」という音を出します。何度も振るので、傘は壊れた状態になりますが、
そのほうが、より、モンスターが羽ばたくような音が出るのです! - 「氷にひびが入る音」は、どうやって作られる?
- 実は、これも家にもよくある「アルミホイル」を使って作られているのです!
アルミホイルを軽く、くしゃくしゃに丸めた後、それをゆっくりと広げるときに出る音をマイクでひろいます。すると、くしゃくしゃにしたアルミホイルのシワが伸びるときに出る「ピキピキ」という音が、氷にひびが入る音に聴こえるのです。 - 現実の世界には存在しない「モンスターの鳴き声」を作る驚きの方法とは?
- 実在しないモンスターの鳴き声は、実は、人間の声を元に加工して作られているのです。
- まずは、人間が、モンスターのような鳴き声を出して、その声を録音します。それを、機械で、声の速度を遅くし、低い声を作ります。
音は、振動数によって高さが変わります。
短い時間に多くの振動があれば、高い音になり、
逆に、速度を遅くし、振動数を少なくすると低い音になります。 - さらに、この低い声に、金属の棒同士をぶつけたときに出る、金属音を加えます。
それを、何度も加工することで、ゲームの中に出てくる「モンスター」の鳴き声が、
見事完成するのです!
- 協力先
- 田中浩介(カプコン サウンドデザイナー)
- 吉井亮(カプコン サウンドデザイナー)
- カプコン