4月24日(日)放送
大実験!!
話題の食べる水を作ってみました!
水なのに「食べる」という、不思議な食べ物があります。ムチャミタスでも、化学反応を使って、ぷるんとゆれる特製新感覚メニューを作ってみました!
- ムチャミタス版・食べる水を作ろう!
- 話題の「食べる水」・・・水なのに、「食べる」のです。
ムチャミタスでも、オリジナルの食べる水作りに挑戦です。
ポイントは「ゲル化」。
ゲル化とは、液体をゼリー状に固める化学反応。
主な材料は、「アルギン酸ナトリウム」と「乳酸カルシウム」です。
よく知っているものではゼリーやプリン、こんにゃくなどは、ゲル化を使っています。
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- ゲル化――液体に何が起こっている!?
- 「アルギン酸ナトリウム」は、長い鎖(くさり)のような物質。
水に溶かした時、アルギン酸とナトリウムがバラバラになります。 - その状態で、乳酸カルシウム水溶液の中に入れると、カルシウムがアルギン酸と結合して、網(あみ)のような構造になり、ゼリーのような膜(まく)を張るのです。
これがゲル化の仕組みです。 - 新メニューに挑戦!ゲル化できるのはどれ?
- 「ゲル化」を使って、新しい食べ物を作ってみましょう。
[実験① コーラ]
アルギン酸ナトリウムとコーラを混ぜて、乳酸カルシウム水溶液に入れると・・・ - ゲル化に成功!
氷の上にレモンと一緒に並べて、新メニューのできあがり!
[実験② 飲むヨーグルト]
ぜんぜん固まりません・・・
飲むヨーグルトにはカルシウムが含まれているので、アルギン酸ナトリウムと混ぜた段階で、ゲル化が始まってしまいます。
それを、乳酸カルシウム水溶液の中に入れても、さらなる反応は起こりにくいのです。
[実験③ みそ汁]
固まりません・・・
みそ汁は、塩分(NaCl)、つまりナトリウムが入っています。
このナトリウムが、アルギン酸ナトリウムの分解をじゃまするので、ゲル化が起こりにくいのです。
[実験④ お汁粉]
見事に成功! - 白玉団子の上にのせ、抹茶の粉をふりかけて、新感覚のお汁粉ができあがりました!
- 協力先
- 岳川有紀子(大阪市立科学館 主任学芸員)
- 為後左依(料理研究家)
- ニフレル