4月17日(日)放送
光るだけじゃない!
LEDの秘められたパワー大実験!!
省エネルギーで知られる「LED」。実は、光るだけではありません。なんと、電気を起こすこともできるのです!LEDの秘められた力で大実験に挑戦です!
- 白熱電球とLED電球―光る仕組みはどう違う?
- 白熱電球は、電流を流すと、フィラメントが熱されて光ります。
- 一方、LEDはフィラメントがなく、「半導体」のプラスとマイナスに電流を流すと、その2つがぶつかることで光ります。
そして、白熱電球は熱をたくさん出すので、同じ明るさであればLEDよりも電力が必要。
だから、LEDの方が省エネで、白熱電球の5分の1~10分の1以下の電力で明るく光らせることができます。 - 実験!LEDで本当に発電できるのか?
- 電卓の太陽光パネルをはずし、その代わりにLED4つをつなぎます。
光を当てて、数字のキーを押すと・・・液晶部分に数字が表示されました!
LEDは発電もできるのです。 - LED1万個を使って、こんな大実験!
- 「LED発電が、どれだけの電力を生むことができるのか」を実験。
めざすは「ラーメン作り」!
用意したLEDは、なんと1万個!
LEDで作った電気を、「ニクロム線」という、電気が流れると熱を出す金属に流します。
それを水につけて、お湯を沸かせるかという実験です。 - 1万個のLEDは、小さな穴に1本ずつ刺してつなげます。
できあがった装置は屋上にセット。
気温による変化をなるべく受けないように、発泡スチロールの箱をかぶせます。
実験前の水温は13.5℃。
太陽の光だけによるLED発電の開始です!
2時間後。
温度を見てみると・・・18.1℃。
あまり上がっていません・・・
今回の実験方法の場合、8,000万個以上のLEDがないと、お湯を沸かすことはできない、という計算になります。
お湯を沸かすことはできませんでした。
でも、先生曰く「この結果がわかったことは大成功!」です。
- 協力先
- 福岡亮治(大阪成蹊大学教育学部 専任講師)
- 大阪成蹊大学
- ローム
- 江崎グリコ
- ブルビスジャパン