4月3日(日) 放送
大実験!!
たこ虹2人が4トンの飛行機を引っぱる!
重さ4トンの飛行機も、実は科学を使えば、2人でも引っぱることができるんです。この難題に立ち向かうのは、くるみちゃんと可蓮ちゃん。いったい、どんな方法なのでしょうか?そして、その科学の力とは!?
- 力を合わせてもビクともしない・・・そこへ助っ人登場!
- 引っぱるのは、重さ4tある19人乗りの飛行機。
- 用意された道具は、ロープ、けん引ベルト、手袋、リュックサック、ペットボトル、ゴムシート。
まず2人が選んだのは、「ロープ」。
けん引車が引っぱっていた部分に結び、引っぱりますが、
飛行機はビクともしません。
そこで、ロープを結ぶ場所を
車輪の近くに変更し、挑戦するものの、ピクリともせず。
その後も、引く体勢を変えたり、いろいろ工夫はしたのですが、1mmも動きません。 - そこに、おなじみの工藤先生が助っ人に登場です。
科学の力を使って、再び挑戦です。
科学の力①・・・「力の分力」によるロスをなくす - 引っぱる位置と水平になるよう、ロープの高さを上げました。
力が上向きに働くことによる、ロスを減らすためです。 - 4トン相手には、こちらも“ある力”を積み上げる必要が!
- 科学の力②・・・地面との「まさつ力」を上げる
くるみが可蓮をおんぶすることで、2人分の体重で力強く地面を押すことができて、まさつ力がアップするのです。 - そして、「けん引ベルト」を腰にまわして、引っぱると・・・
ほんの少し、タイヤが動きました!
引っぱり続けて4時間、今度は「ゴムシート」を使います。
靴の裏にはり付けると、地面とのまさつ力がさらにアップしました。
科学の力③・・・それぞれの体重を重くする
2人は、水の入った500mL「ペットボトル」を30本、「リュックサック」に入れて背負います。
それぞれが15kgの体重が増える計算になります。 - あと一歩!ここで使う科学の原理は、なに!?
- 2人が引っぱると、タイヤが少し動きました!
でも、引き戻されてしまいました・・・
最後に「ブランコの原理」。 - ブランコと同じように、力の重ね合わせと反動を利用して、引っぱります。
そして・・・
何度も繰り返すうちに、少しずつ、タイヤが転がり出しました!
科学の力と2人のがんばりで、ついに重さ4tの飛行機が動いたのでした!
- 協力先
- 工藤博幸(奈良学園中学校・高等学校 教諭)
- 第一航空