12月19日(土) 放送
大検証!
ビックリ映像の科学
チェーンの不思議な動き、スマートフォンに浮かび上がるチョウ・・・実は、こうすれば可能に!ビックリ映像に隠 された秘密を解き明かします!
- ビーカーに入れたチェーンを引き落とすと・・・
- ビックリ映像の科学クイズに挑戦するのは、咲希・真依チームvs可蓮・咲良チーム。
そしてドク。
映像の秘密を教えてくれるのは、おなじみの大阪成蹊大学の福岡先生です。 - 1つめのビックリ映像は・・・
お風呂の栓などに使われているボールチェーンを50m用意。
ビーカーの中に入れて、端っこを落とすと・・・
チェーンはせり上がってから落ちていきました!
この現象を「ニュートンビーズ」と言います。
ボールチェーンは金属でできているので重さがあり、引っ張った時に、その重みで落ちていきます。 - さらに、ボールチェーンは完全に曲がりきらずに丸くなり、
その部分が、遠心力でどんどん広がっていきます。
チェーンが遠心力で大きく広がっていって、ビックリ映像になったんです。
ここで、クイズ。
【ボールチェーンと同じ太さのロープでやると、どうなる?】
A:ニュートンビーズと同じようになる
B:ロープが下に落ちていく
C:途中で止まる
正解はC
ポイントは重さ。
ロープは、金属のボールチェーンよりも軽いため、落ちる時に十分な速度が生まれません。
しかも、滑りやすいボールチェーンと違って、ロープの素材がビーカーのふちに引っかかりやすいため、途中で止まってしまいました。 - スマートフォンにプラ板で作った“ある形”をのせると・・・
- 4つの映像が表示されているスマートフォンの上に、ピラミッドの形に組み合わせたプラ板を逆さまにして乗せると・・・
立体的な映像がスマートフォンの上に浮かび上がり
3Dホログラムのようなビックリ映像ができました。 - ここで、クイズ。
【4つの絵のうち、3つを隠すと、どのように見える?】
正解は、「隠さなかった1面だけ映像が見える」。 - すべての光が合わさって、中央に一つの映像があるように見えていたのですが、実は、画面の映像が鏡のようにプラ板に反射して、真ん中に浮いているように見えていたのです。
- 手作り装置で宇宙映像が撮影できる!?
- 【きれいな宇宙の映像はどうやって撮った?】
- 正解は、「風船でカメラを飛ばして撮った」。
材料は、大きな風船、発泡スチロール球、たこ糸、ヘリウムガス、小型カメラ。
大きな風船にヘリウムガスを入れます。
そして、発泡スチロール球に小型カメラを入れて、たこ糸でヘリウム風船につないで飛ばします。 - 82分後には地上28000mまで到達し、美しい宇宙の映像が撮れたのです。
最後は、GPSと機体から出る音を頼りに、カメラを回収します。
実際にするときは、風など天気の予測やいろんな許可も必要なので、専門家と一緒に飛ばしてください。
- 協力先
- 福岡亮治(大阪成蹊大学教育学部 専任講師)