10月10日(土)放送
文房具の科学!
進化のヒミツを大調査
小学生に身近な文房具も、より使いやすくするために進化し続けています。そんな最新文房具の秘密を徹底調査。そこに隠された驚きの科学クイズに、ドクとたこやきレインボーが挑戦です!
- 進化した「ボールペン」が書き続けられる場所とは!?
- まず、真依が訪れたのは、最新の文房具を取り扱っているお店。
文房具ソムリエの石津さんが手にした、1本のボールペン。
ここで、問題。
【進化したボールペンは、どんな所で書き続けられる?】
正解は・・・『加圧式ボールペンなので、水の中でも書ける』
トレイに水を張り、紙を入れて試してみると、書き続けることができます!
普通のボールペンは、重力の力でインクを下に落として書く仕組み。
だから、上向きなど、重力の作用が利かなくなると、インクが逆流して書けなくなってしまいます。
「加圧式ボールペン」は、ノックを押すと、圧縮された空気がインクを押し出す仕組みになっています。
インクを押し出すので、重力の働きとは関係なく、上向きでも書くことができ、さらに水の中でも書き続けられるのです。 - 軽い力で切れる「はさみ」に使われているのは、どんな科学の原理?
- 続いて訪れたのは、文房具メーカーの開発者・飯田さんのところ。
大人気なのが、軽い力で切れる<学童工作はさみ>。
ダンボールを切ってみた真依も、その軽さにびっくり。
ここで、問題。
【軽い力で切れるはさみには、ある科学的な工夫が。それは何?】
正解は・・・「てこの原理」。
「てこの原理」とは、小さい力で重い物を持ち上げる時などに使う原理。
支点から力点の距離が遠いほど、軽い力で持ち上げられることができます。
実は、はさみにも「てこの原理」が働いています。 - はさみを握る位置が「力点」、刃が交差する位置が「支点」、切る位置が「作用点」です。
そして、普通のはさみと進化したはさみを比べると、力点の位置が、普通のはさみより後ろに。
支点から力点の距離を長くすることで、軽い力で切ることができるようになったのです。 - 「鉛筆削り」――半分の力で削るのを可能にした発明のヒントとは!?
- 続いては、「鉛筆削り」のクイズです。
従来の半分の力で削れるという<かるハーフ>。
開発した糸井さんは、ある仕組みを見て思いついたそうなのですが・・・
【半分の力で削れる鉛筆削り。発想のヒントとなった仕組みとは?】
A:水車 B:リール(釣り具) C:自転車の変速ギア
正解は・・・「C:自転車の変速ギア」。
こぐ力を調節できる変速ギアの仕組みを応用しました。
ハンドル内部にある、小さな歯車が大きな歯車を動かすことで、従来の半分の力で削ることが可能になったのです。
- 協力先
- 石津大(文房具ソムリエ)
- ステーショナリーマーケット
- クツワ
- ソニック