9月12日(土)放送
こすってこすって大実験!
“まさつ”の熱でラーメン作り!!
今回のおでかけシリーズのテーマは、「摩擦(まさつ)」です。摩擦の力を使った、おもしろ実験の連続!そして、摩擦の熱でラーメンを作る大実験に、みんなで挑みます!
- 雑誌が離れない!?CDがすべる!?いったいなぜ?
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今回は、堺市立美原西小学校の5年生と実験です。
実験を一緒にしてくれるのは、大阪成蹊大学の福岡先生。
摩擦のパワーを知るために、まず用意したのは、分厚いマンガ本2冊。
1ページごと、ていねいに重ね合わせて、取っ手を付け、広がらないように紙を巻きます。
これを、ドクと福岡先生が引っ張り合いをします。
でも・・・まったく外れません!
真依と可蓮もやってみますが、ビクともしません。
なぜ重ねたら抜けないのか――
はさんだ1ページ1ページのすべてに摩擦の力が働いているからなのです。
続いては、CD。
【ツルツルのCDを机の上ですべらせると、どう動く?】
机にCDを置いて、ひと押しすると・・・止まってしまいました。
CDはツルツルなので
机にふれる面積が多いため、摩擦力も大きくなるのです。
実験!
穴を開けたペットボトルのキャップに風船をかぶせて、CDの中心に付けます。
キャップの穴からストローで風船をふくらませ、机に置いて、ひと押しすると・・・
CDはスーッとすべっていきます! - これは、風船から出る空気が、CDと地面の間に空気の層を作るため、少し浮くことで摩擦が少なくなり、すべるようになったのです。
- 金属をこすれば・・・お湯がわく!?
- 摩擦によって生まれる熱のことを「摩擦熱」と言います。
「真鍮(しんちゅう)」という金属のパイプを固定した実験器を用意しました。
パイプにはロープが巻かれています。
パイプの中に水を少し入れ、フタをして、ロープを左右に引いて、パイプをこすると・・・
しぶきと共にフタがふっ飛びました!
真鍮はとてもよく熱を伝える金属で、こすると中の水が温かくなり、水蒸気になります。
水蒸気になったら、水のかさは1700倍に。
だから、ふたを押し上げて飛んだのです。
温度を測ってみると、98℃の熱湯になりました! - ムチャミタス特製「摩擦熱 湯わかし器」でラーメン作りの大実験!
- 摩擦熱でラーメン作りに挑戦です。
登場したムチャミタス特製「摩擦熱 湯わかし器」の長さは4m。
ロープを巻き付けた真鍮のパイプがセットされていて、同時に20人、こすることができます。
真依がパイプの端から注水し、反対側では、可蓮がラーメンを入れた器を持って待ち構えます。
何度も交代しながら、みんなで、こすってこすって、こすります!
湯温がどんどん上がって、ついにラーメンの器にお湯がいっぱいに!
一口食べたドクが『うまいがな!』
見事に成功です!
- 協力先
- 福岡亮治(大阪成蹊大学教育学部 専任講師)
- 堺市立美原西小学校
- 京都市青少年科学センター
- 川喜金物