9月5日(土)放送
くるみがレーサーに!?
科学の力でスピードアップ
小さなF1とも呼ばれる「スポーツカート」――すごい速さでコースを駆け抜けて行きます。そんなカートにくるみちゃんが挑戦です!はたして、どこまで乗りこなすことができるでしょうか!?
- 想像以上のスピード感!なぜこんなに速く感じるの!?
- くるみがやって来たのは「神戸スポーツサーキット」。
カート歴45年、の長尾さんに指導してもらいます。
まず、2人乗りカートで、最高時速70kmのスピードを体感。
スポーツカートは車高が低く、時速70kmで走っても、体感速度は倍の140kmとも言われ、とても速く感じるのです。
「体感速度」とは、視覚や振動から感じる速さのこと。
同じスピードで走っていても、地面との距離が高ければ高いほどゆっくりに感じ、低ければ低いほど、速く感じます。 - カーブで外側に引っ張られるのは、どうして?
- カーブを曲がる時、くるみの体は外側に引っ張られ、カートから体が飛ばされそうになっています。
ここでクイズ。
【スピードを出してコーナーを曲がる時、体が横に引っ張られるような感覚を何と呼ぶ?】
正解は「G」。
「G」とはいったい何なのか、北野先生に聞いてみました。
Gとは、重力や速度変化、または遠心力の大きさを表す単位のこと。
カーブを曲がるくるみには、回転の中心から外に向かって働く力、「遠心力」が働いたのです。
Gを測ってみました。
スピードを出してコーナーを曲がる時、1.3G。
これは、体重の1.3倍の重さが働く力です。 - コーナーの走り方って、なに?さらにタイムを縮めるには!?
- いよいよ、くるみ1人で全長915mのコースを走ります。
目標タイムは「90秒」。
それを、約2秒も速く走ることができました!
長尾さんが、さらに速く走るためのコツを教えてくれます。
それは、「クリッピングポイント」を目がけて走ること。
「クリッピングポイント」とは、コーナーの一番内側に位置し、最も速く走るためのポイントのこと。
たとえば、第2コーナーから第3コーナーまでは5つのクリッピングポイントがあって、それをラインで結ぶと最短コースです。
クリッピングポイントを目指して走ると、スピードをあまり落とさずにコーナーを曲がることができ、さらに、Gを最小限におさえながら走行できるんです。
最後に、長尾さんから「3周走り、そのうち1周でも70秒を切ること」という目標が与えられます。
1周目、2週目・・・切ることができません。
ラスト3周目・・・
第4コーナーでスピンしてしまい自己ベストを更新することはできませんでした。
ヘルメットを取ると、くやし涙・・・
でも、がんばりました!
- 協力先
- 神戸スポーツサーキット
- パーカル