テレビ大阪

かがくdeムチャミタス!毎週土曜あさ9時30分~

6月27日(土)放送

いろんな物がびよ~ん!
伸びる?伸びない?大実験

水あめ、チーズ、おもち、納豆、輪ゴム・・・巨大メジャーを用意して、いろんな物の伸びる長さを調べてみました。意外な物が意外なほど伸びる!?伸びる理由とは!?みんなも予想してみよう!

いろんな物がびよ~ん!<br />伸びる?伸びない?大実験
水あめ、チーズ、おもち・・・伸びる成分とは?
今回の担当は、真依と可蓮。
スタジオに巨大メジャーを用意し、
水あめ、山芋、モッツァレラチーズ、チーズフォンデュ、大小の輪ゴム、納豆、もちの
「伸びる」長さを調べます。

「水あめ」から、実験スタート!
測定スタッフが、水あめを箸ですくって引き上げていきます。
どんどん切れずに伸びていきます。
なんと、3m10cmまで伸びました!

伸びる理由は・・・
水あめに含まれる「デキストリン」という粒が、からみ合って伸びたのです。
デキストリンは人工的に作られた甘味料で、それが複雑にからみ合っています。
伸びる物の多くは、伸びる成分の粒が網状につながっているんですって。

「モッツァレラチーズ」。トースターで熱してから伸ばします。
チーズに含まれる「カゼイン」というタンパク質の仲間が、粘着力を持っていて伸びます。
結果は、70cmでした。

ゆでた「もち」。結果は70cmでした。
もちの中にある「アミロペクチン」というデンプンが、網状につながっていて伸びるのですって。

「チーズフォンデュ」。加熱して伸ばしてみますが、20cmで切れてしまいました。
モッツァレラチーズと同じチーズなのに、なぜ・・・?
工藤先生が教えてくれました。
チーズフォンデュに使われるのは、エメンタルチーズやグリュイエルチーズ。
発酵が進む中で、カゼインが分解されるので、伸びにくいんです。
ネバネバの納豆、ヤマイモはどうなる?
「納豆」は、細い糸が切れずに、3m10cmまで伸びました。
でも、山芋は20cmしか伸びませんでした。
同じネバネバでも差が出たのには理由があります。
納豆も山芋も、同じ「ムチン」という物質が含まれているのですが、ネバネバの成分が全面的に現れているか(納豆)、他の成分が影響しているか(山芋)、という違いなんです。

実験結果
水あめ:3m10cm、山芋:20cm、モッツァレラチーズ:70cm、チーズフォンデュ:20cm、輪ゴム(小)1m10cm、輪ゴム(大):2m20cm、納豆:3m10cm、もち:70cm
輪ゴムは、「ポリイソプレン」という粒の働きで伸びます。
スライム大実験!スタジオの天井からどこまで切れずに伸びるのか!?
高さ7m20cmのスタジオの天井から手作りスライムを垂らします。

ドク、可蓮、真依は期待いっぱい。
『来た来た!』――床まで切れずに伸びてきました!
7m20cm、成功です!

このスライムには、「グアガム」という成分が含まれていました。
グアガムは、インドなどで作られる「グア豆」という豆からとったもの。
その植物の繊維が、からみ合って伸びるんですって。
協力先
工藤博幸(奈良学園中学校・高等学校 教諭)
詳しくはこちら
ギモンを質問する
応募する
がくやdeムチャミタス!