テレビ大阪

かがくdeムチャミタス!毎週土曜あさ9時30分~

6月20日(土)放送

挑戦!
虹をくぐることができるのか!?

虹のアーチをくぐってみたいと思ったことは?――実は、虹が見えるには条件があるんです。7色のアーチの不思議に、咲希と咲良が挑戦します!

挑戦!<br />虹をくぐることができるのか!?
虹が見えるのは、いったいどんな時?
咲希が訪ねたのは、大阪成蹊大学。
福岡先生に『虹のアーチをくぐってみたい』と相談です。

虹を見るための条件は、3つ。
①雨上がりで、水滴が空にあること
②太陽が出ていて、太陽の光があること
③太陽を背にして、光が背中から当たること
この3つがそろった時だけ、虹が見えるんです!

そこで屋上に、スクリーンになる黒い壁、水のホースも2本、用意しました。
太陽を背中にした位置に、咲希がスタンバイ。
壁の前で、ホースから水を出すと・・・きれいな虹が見えました!

雨上がりの空には、空気中に水の粒がいっぱい。
そこに太陽の光が当たると、水の粒を通り抜け、光がはね返る時に7つの色に分かれます。
この光が分かれる現象のことを「分光」といいます。
虹のアーチをくぐることはできるのか?
壁の前に見える虹に近づいた咲希ですが・・・虹が見えなくなりました・・・

ここでクイズ。
【虹に近づくと消えたのは、なぜ?】
正解は、「光が反射する角度がなくなるから」

実は、虹が見えるには、角度が重要です。
虹の正体は、水の粒に当たって反射した光。
その光が一番よく見えるのが、光、水の粒、目の3つが約40~42度の角度の時なんです!
近づきすぎると、反射した光の見える角度がなくなってしまうので、虹が見えなくなってしまったんです。
実験!部屋の中で虹を見るには!?
福岡先生が取り出したのは、直径約0.2mmのガラスビーズ。
大きな黒い板にスプレーのりを吹きつけて、そこにガラスビーズをきれいに貼り付けます。
これで、水の粒の代わりになるビーズ壁のできあがり。

太陽の代わりには、強力な照明を用意。
光を背中にした位置に、咲良が立ちます。
照明を落とすと・・・虹が見えました!
丸いガラスビーズは、水の粒と同じように光を7色に分光するので、見えるようになったのです。
協力先
福岡亮治(大阪成蹊大学教育学部 講師)
大阪成蹊大学
詳しくはこちら
ギモンを質問する
応募する
がくやdeムチャミタス!