5月30日(土)放送
どうして光る?
ピカピカ大実験
“ある光”を当てるとハガキが光るって、知ってる?今回は、いろんな物が光る、ピカピカの不思議に迫ります!
- Tシャツが、ハガキが、お札が!?ある光で見えない物が浮かび上がるのは、なぜ!?
- 真っ暗なスタジオでダンスを披露する咲希と可蓮。
2人のTシャツに描かれているイラストだけが、光って見えています。
でも、明るくなったスタジオで見ると、2人のTシャツには何も描かれていません・・・
このナゾを教えてくれるのは、大阪成蹊大学の福岡先生。
先生が、暗闇の中で、2人のTシャツに懐中電灯の光を当てると・・・
ダンスの時に見えたムチャミタスのマークが、また浮かび上がりました!
この懐中電灯は「ブラックライト」と言って、紫外線を出しているライト。
Tシャツに塗られた特殊なインクが、紫外線に反応して光っていたのです。
このブラックライトを使って、ピカピカ大実験をしましょう。
咲希が取り出したのは、住所の書かれたハガキ。
スタジオを暗くして、ブラックライト当てると・・・
ハガキの右側にバーコードが浮かび上がりました!
バーコードには住所のデータが載っていて、これを基にコンピュータで仕分けをしているんです。
1万円札も光ります。
ブラックライトで、明るいところではわからなかった模様が!
これは偽札を防ぐためのもので、紫外線を当てると発光する、特殊なインクが使われているからなんです。
お札はすべて、こういった特殊な加工が施されているんですよ。 - 光るインクのナゾはこれだ!
- 福岡先生が用意したのは、乳白色の液体が入った3本の容器。
スタジオの照明を落として、ブラックライトを当ててみると・・・
白い液体が、赤、青、緑に光ります!
この3色を混ぜ合わせて、いろいろな色を作り出しているんですよ。
このインク、どんなことができるんでしょうか・・・
白い壁にブラックライトを当てると・・・壁一面に絵が浮かび上がる「トリックウォール」、白黒の写真が、カラー写真に早変わりしたり、ポスターの色が変わったりと
いろんな演出ができるんですって。 - もう一つの「光る」――暗い場所で光る物の秘密とは!?
- 可蓮が取り出したのは、置き時計。暗闇で、薄っすらと文字盤が光ります。
これは蓄光という仕組。
光を吸収してため込み、暗くなると、その光を少しずつ放出していきます。
この「蓄光材」が最近、よく使われているのが・・・『非常口へ導くための看板』
これだと電気が止まっても光ります。
暗闇でも、避難する人が迷わないようになっているんですね。
この蓄光シートを使って、ドク、咲希、可蓮の3人がアートに挑戦です!
黒い布が掛かった、特大の蓄光シートの前で、3人がポーズをとりました。
布を取り除いて、蓄光スタート!
そのままの姿勢で2分間・・・
蓄光シートの前から離れて、照明を落とすと・・・
3人のポーズがきれいに浮かび上がりました!
最後にもう一つ、光る飲み物のお話。
コーヒー、ミックスジュース、栄養ドリンクの中で、ブラックライトを当てると光るのは・・・?
正解は、栄養ドリンク。
栄養ドリンクに含まれる「ビタミンB2」が、紫外線を吸収して光を発するんです!
- 協力先
- 福岡亮治(大阪成蹊大学教育学部 講師)
- SO-KEN
- 根本特殊化学