イントロダクション
『後妻業の女』 『テルマエ・ロマエ』
監督:鶴橋康夫 × 主演:阿部寛
江戸を舞台に “床(トコ)” で繰り広げられるは、“添寝業(ウラカギョウ)”!?
2016年、大ヒットを記録した『後妻業の女』でメガホンを取ったテレビ界の名匠・鶴橋康夫が40年間、映画化を熱望し続けたのが本作『のみとり侍』。
江戸時代に実在した 猫の“蚤とり”稼業を中心に描かれる本作。
表向きは文字通り、町を練り歩き、呼ばれた家庭が飼う猫の“のみ”を取って回る商売。
但し、この映画における“のみとり”稼業とは<床>で女性に愛をお届けする裏稼業。
鶴橋監督が、本作では、江戸を舞台に<床>で活躍する侍を通じ、現代にも通じる義理や人情を“鶴橋節”満載で描き出します。
主演を務めるのは、ドラマ「天国と地獄」(2007)以来10年振りに鶴橋作品に出演する阿部寛。
また出演者には新旧鶴橋組オールスターキャストが集結! 寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、風間杜夫、大竹しのぶ、前田敦子といった演技派出演陣が、鶴橋監督の為に“一肌脱ぐ”!?
ストーリー
時は、十代将軍・徳川家治 治世の夏――――
越後長岡藩の勘定方書き役として、エリートコースをひた走る小林寛之進は、
歌会の場で藩主牧野備前守忠精に恥をかかせてしまったため、左遷されてしまう。その左遷先が、“猫の蚤とり”
「“猫の蚤とり”とは何ら?」
戸惑う寛之進を迎えたのは、長屋に暮らすいかがわしい旦那・甚兵衛と女房のお鈴。
「猫の蚤、取りましょう・・・・」
甚兵衛に言われるがまま、陽気な声をあげ、“猫の蚤とり業”を始める寛之進だったが
なんとその実態は、お客様に愛をご奉仕する添寝業!
戸惑う寛之進のはじめての客は、亡き妻・千鶴に瓜二つの女・おみね。
おみねとの出会いに胸高鳴る寛之進であったが、浴びせられたのがこの一言。
「この、下手くそが!」
失意のどん底意気消沈する寛之進の前に、現れた男とは?