光海君の動きを知ったガンチョンは、すぐさま仁嬪に知らせて証拠隠滅を図る。裏から手を回されてガンチョンに出し抜かれた光海君は、かつて信頼できる沙器匠だったサスンを分院に呼び寄せる。
倉庫から消えた器を模写したのがテピョンだと知ったガンチョンはグッピを使いジョンの荷物を調べさせると、ウルタムの茶器が見つかる。ジョンはガンチョンに詰め寄られるが、通りかかった光海君が危機から救い出す。
ガンチョンとユクトは、サスンが分院に入ったことに危機感を抱き、彼を追放するための計略を練る。やがて「負けた方が分院を去る」という条件の下、サスンとユクトは奢老宴(キロヨン)の器作りで腕を競うことになる。
ガンチョンはテピョンがウルタムの娘ではないかと疑うが、ジョンスにジョンの死のいきさつを聞き考えすぎだと自分を納得させる。そんな中、大提学は仁嬪から賄賂として水滴を受けとったと光海君に報告。光海君は水滴をサスンに見せ、分院から持ち出されたものかどうかを確かめようとする。そこにジョンが現れ、水滴は分院の倉庫にあったものと判明する。光海君は誰にも知られないように、夜中に倉庫に入ってジョンに消えた器を模写させる。そんな時、光海君とジョンの仲を疑う臨海君は分院を調べようとするが・・・。
分院では“土練り”を課題とした工抄軍の競い合いが実施される。ジョンを分院から追い出したいグッピは、競い合いの開始時間が変更になったと嘘をついて使いを頼む。遅れて参加したジョンは白土を受け取れなかったため“土練り”に参加できず窮地に陥る。そんな時、父のウルタムが高価な白土ではなく安価な陶石で磁器を作っていたことを思い出し、陶石で土を練って課題を提出する。
陶石の土では割れやすい器しか作れないというユクトに対しジョンは反論してしまい、白土の器と陶石の器で強度を競い合うことになる。ユクトを負かし、ようやくジョンは工抄軍の競い合いに合格するのだった。この時、ガンチョンはジョンの名字が“ユ”だと知って驚き、ウルタムとの関係を疑い始める。
光海君は自分の器を作りたいとジョンにユクトと一緒に世話をさせる。光海君は一緒にいる時間を作ることでジョンに正体を明かさせるための機会を与えようとしていたのだ。ついに器が完成するが、それでも正体を明かさないジョンにしびれを切らした光海君は、「ジョン」と名を呼びながら、ジョンが幼い頃に初めて作った器を差し出すのだった。ジョンは器を手に取り、密かに涙を流す。
王宮では宣祖が世子冊封を急かす仁嬪をけん制するため、臨海君に大役を任せると言い出す。一方、ガンチョンは分院の人々に自分とウルタムの茶器を見せ、どちらが王室にふさわしいかを問う。ジョンはウルタムの器を破棄しろと命じられる。
ファリョンから真相を聞いたテドは光海君にテピョンを助けるよう頼むが、その頃ジョンは明の兵士に身柄を取り押さえられていた。光海君の指示により、時間を稼いでいる隙にテドが慕華館の倉庫を探ると、そこにあった使臣の荷の中に賄賂と思われる朝鮮の貴重品を見つけるが、不問に付す代わりに閉じ込められていたジョンを開放させる。明の使臣を怒らせた光海君は世子になる望みを失ってしまう。
一方、沙器匠になりたいという夢を再確認したジョンは分院に戻ることに。ユクトから褒美をやると言われ、ジョンはロクロ回しを教えてほしいと頼む。そんな中、偶然テドの名前を知った光海君はテピョンがジョンだという事実に気づいてしまう・・・。