大提学は光海君を世子にすべく儒者たちの意見を集め始める。それを警戒した仁嬪は、臨海君を呼び出し力を合わせて光海君が世子となることを阻止すべきだと言う。宣祖に対しては、泣きながら大提学の仲間が自分と信城君の命を狙っていると嘘をつく。光海君や臨海君の反対を押し切り、朝会で光海君を世子にすべきだと進言する大提学。宣祖は激しく怒り、光海君が大提学をそそのかしたのではないかと疑う。ジョンとユクトの競い合いは、宣祖がユクトの作った蓋を選び、ユクトが勝利する。ジョンは王室にふさわしい磁器とは何かを学び、さらに器作りに精進する決意をする。その頃、仁嬪は光海君を反逆罪に陥れようと計略を立て、ジョンをガンチョンの使いで白土を採りに行かせるが・・・。
役目を果たしたジョンは分院を去ろうとするが、テドからウルタムを殺したのはマプンであり、その黒幕はガンチョンだと知らされる。一度は沙器匠を目指すことをあきらめたジョンだったが、分院に残ることを決意。テドは危険だと反対するが、ジョンはガンチョンに郎庁の座から引きずり下ろすと宣戦布告する。そんな中、宣祖のお気に入りの壺の蓋が割れてしまい、ユクトとジョンは蓋作りで勝負をすることに。ユクトは「成功したらお前を沙器匠にしてやる」とジョンに言ってしまい、ガンチョンを驚かせるが…。
宣祖は3人の王子たちに、民の間で流行している腹痛の解決策を考えるように命じる。一方、テドは光海君の護衛として分院に潜入し、ジョンを傷つけた犯人を捜していた。そんな中、腹痛の原因を調査していた光海君は、器を売るジョンに出会う。ジョンの器を使うことで人々が清潔に食事できることを知り、宣祖に分院で器を作ることを進言する。やがて、分院で民のための器を作れという王命が下るが、沙器匠たちから反発をくらい、光海君はやむを得ずジョンを呼び戻し、器を作らせる。すると、流行っていた腹下しも終息を迎え、人々の間では光海君を称える声が高まる。これを妬んだ仁嬪は宣祖にあることないことを吹き込み、光海君のことを警戒させる。
ファリョンはソン行首を出し抜き倭国の武士ケンゾウの元を訪ね、ガンチョンには器の密売を自分に任せてほしいと申し出る。数日後、ケンゾウはファリョンと取引するため商団を訪ねてきて、大量に器を購入していく。視力が回復したジョンは、村のあちこちで腹を下している民を目撃。原因は汚れが付着しカビが生えている木の器にあると思ったジョンは、酒場の主人に自分の作った陶器の器を使ってみるよう勧める。ジョンが作った器を使うと腹を下さないと知った村人は、器を手に入れようとジョンの家に押しかけるようになる。腹を下す村人が減ったことを不審に思った県監はジョンを連行するが・・・。
ジョンは目が見えないことにより想像力が豊かになり、絵が一切ない真っ白な「花を際立たせる花瓶」を完成させる。仁嬪へのお披露目の日。随所に気遣いが見えるジョンの花瓶に内心惹かれる仁嬪だが、本心を隠し気に入らないと言い放つ。その結果ジョンはガンチョンに分院を出ていくよう告げられる。分院追い出されたジョンは希望を失い自暴自棄になる。ある日、母ヨノクが夢に出てきて、あなたは窯の神の生まれ変わりであり、王様に白磁を献上する子だと励ましてくれる。ジョンはヨノクに導かれるまま窯に火を入れ、これからは器のためだけに生きていくことを神に誓う。