2010年10月25日(月)
「廣部硬器」
50年以上、全国の警察と消防の紋章を作り続けている。福井の山間にある従業員14人の企業が手がけることになったのは、86歳会長の企業努力。あえて、公害や火山灰の影響を受ける地域で製品実証を実施した。「持続する輝き」という定評を得た後も、自ら全国の警察署、派出所に紋章を売り込んだとか。「人のやらないことをする、100年もつ製品をつくる」紋章だけでなく会長の言葉も色あせないものでした。
2010年10月18日(月)
「龍野コルク工業」
社名はコルクですが、国内初の発泡スチロールメーカー。「かさばる」発泡スチロールは、単価安く輸送コスト高いビジネス。常に単価高の商品開発に挑んでいます。ヘルメットの緩衝材、冷蔵庫や浴槽などの断熱材や既に1億円売り上げたクッションなど。次々開発にかける社長の原動力は「危機感」。ものづくりへの情熱をひしひしと感じました。
2010年10月11日(月)
「アーマリン近大」
8年前、マグロの完全養殖に世界初成功したことは有名ですが、なんと今では「キャビア」まで手掛ける。30g1万円なり。チョウザメを10年以上養殖しても少量しか獲れないとなるとこの価格は納得かな。味はクリーミーで半熟卵のようなコク。ブランド力をつけることが今後の課題ということです。それにしても、「近大キャビア」とは、なんとも新鮮でアカデミックな響きです。
2010年10月4日(月)
「デュプロ精工」
もともとは印刷機からスタート。近年は徐々に売り上げが落ち込んでいたところリーマンショックで大打撃。社運をかけ8年をかけて開発したのが、来春発売予定の「再生紙製造機」。ようやく試作機ができ、現在は安定した作動を確認する試験を日々実施している。新製品を世に送り込む企業は、この試験期間が勝負なのだとか。