10年後の2007年、ギョンドゥは自分との娘を残して失踪したユニ(イヒョン)を必死で捜していた。2人はともに自殺しようとやって来た崖の上で再会し、同棲を始めていたのだ。ユニとの出会いで生きる希望を取り戻したはずが、再び崖の上に立つギョンドゥ。一方、1997年から10年間の記憶をなくしたイヒョンは、定期的に送金を受けていたイェガ・グループに連絡を取るのだが…。
イヒョンは一度見たものは忘れない記憶力の持ち主。女手1つで育ててくれた母を1年前の1996年に亡くし、アメリカの名門大学へ進むための学費を工面しようと奔走する。母親から金を巻き上げた詐欺師を捕まえるが、回収には失敗。同じく取り立てに来た男、ギョンドゥをだましたため、追いかけられるはめになる。追跡をかわしたイヒョンは、生前の母に存在を教えられた父親を訪ねる。