- 1988年、オリンピック開催を目前に都市開発が進むソウル。テハ建設のチャン・テハ会長(パク・サンミン)は、建設ラッシュに乗り、強引なやり方で事業拡大を進めていた。そんな中、テハ建設が施工するビルが崩壊。その事故で幼い息子を失った刑事ハ・ミョングン(チョ・ジェヒョン)は、事故の原因がテハ建設による手抜き工事にあり、テハがそれを隠蔽したと知り、怒りに震える。
そして息子の復讐を心に誓いテハの自宅に向かったミョングンは、偶然門の前に出てきたテハの息子チャン・ウンジュンを衝動的に連れ去ってしまう。テハと妻ファヨン(シン・ウンギョン)の必死の捜索もむなしく数年が経ち、テハの愛人ジュラン(キム・ヘリ)は自分の娘を戸籍に入れるため、ウンジュンは死んだと偽ろうとする。だが、ファヨンはジュランに対抗して養護施設から記憶喪失の男の子を引き取り、ウンジュンが見つかったとテハのもとに連れてくる。
25年後。ミョングンが誘拐したテハの息子は、ミョングンの息子ハ・ウンジュン(キム・ジェウォン)として育ち、父と妹とともに暮らしていた。一方、ファヨンが連れてきた偽のチャン・ウンジュン(キ・テヨン)は、父テハの愛情を受け、弁護士となっていた。そんなある日、テハ建設が施工するマンションで社員が墜落死する。担当刑事として事件を調べていたハ・ウンジュンは他殺の疑いを抱き、テハ建設の顧問弁護士であるチャン・ウンジュンと出会うことに・・・。