- 貧しい生活を送っていた少年ジホ(カン・イソク→チュ・ジフン)は、祖母の死によって孤児となり、父と名乗る大手楽器メーカーの会長、ユ・マンセ(チョ・ミンギ)と出会う。マンセには元ピアニストの妻、チェ・ヨンラン(チェ・シラ)との間に、音楽の才能に恵まれた息子イナ(チ・チャンウク)がいるが、別の女性に産ませたジホを引き取り、長男として育てると宣言。さらに絶対音感を持つジホに一流の音楽教育を施し、次期会長として指名することを考える。そんな父の期待を一身に受けるジホに激しい嫉妬心を燃やすイナ。しかも兄弟は偶然にも同じ少女、ホン・ダミ(チン・セヨン)に恋をしてしまう。
一方、従順な妻としてジホの前でやさしい母を演じていたヨンランは、イナに託した夢がジホに奪われていく日々に焦りを募らせていた。そんなある日、彼らが暮らす屋敷で大火災が発生。この日を境に、ジホ、イナ、ダミの運命は美しくも残酷な不協和音を奏で始める。